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第4章 依存

彼のそれは日を追うごとにエスカレートしていった

携帯は私がどこにいるのか分からないからと
家の電話からの通話がほとんどになり
一人の外出はほぼできなくなっていた

携帯も家の電話もいつどこに電話をしたかの
通話記録を彼が毎月取り寄せていた


私はやましいことがないから
したいだけすれば良いと黙っていた
いつか気が済むときが信じてくれるときが来ると
そう思っていた

私の全身をソフトに舐め回し
優しいエッチの日もあれば

ただ荒々しいだけの
身勝手なエッチの日もあった

ある日
私が荒々しいのだけは
どうしても嫌だからと彼に言った

痛いだけのそれはあの日と重なってしまって
自分が壊れてしまいそうでたまらない
と説明の途中で涙が溢れてしまった


「俺とのことで泣いたことなんかないのに
なんで今泣くんだよ!
俺とそいつを一緒にするなよ!」
彼が怒鳴った

私は思わず
「一緒になんかしてない
でもそのときは同じようなことをしてるんだよ」
と言ってしまった

彼は私の髪をつかむと
床に私を投げるように転がした

私は

またか…

と心の中で思った

私に馬乗りになった彼が
私の顔を片手で乱暴につかんで
もう片方の手で顔を殴った

「じゃぁ俺がそいつよりひどいことして忘れさせてやるよ!」
彼が言った

殴られた頬が熱くなった
私は無抵抗のままだった

彼は私の服もパンティも脱がさないまま
無理矢理私の中に入ってきた

「もう終わりだ」

私は痛いだけのそれが終わるまで
目をぎゅっと閉じていた

彼の涙が私の顔に
ぽたぽたと落ちてくるのが分かった


もうこれで二人とも完全に壊れてしまったんだと
悲しい気持ちと
もうどうでも良いという気持ちで
痛みも何も感じなかった


気がつくと彼が私に必死に謝っていた









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