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第4章 4.事前登校

上に立つ志穂に俺は釘付けだった。

長い髪の毛をかきあげた上

セーラー服の上の茶色のカーディガン。

短い丈のスカートの下から

白くて蹴ったら折れそうな綺麗な足。



そんな事を考えていたら

『1Aの鷹島でーす。』

透き通った声だけど怠さを感じさせる

綺麗な声。

志穂は入学式の生徒代表挨拶の練習をしていた。


〝か、可愛い…〟

俺は素直に思っていた。

まだ志穂のことなんて何1つ知らないのに