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第3章 *3*戦後の英雄

かつてレオンハルトが艦長を務める『潜闘艦・リヴァイアサン』の対戦長としてゲイツは彼と供に天津帝国の艦隊と戦闘を繰り広げた。
リヴァイアサンは構造上、人数は最小限かつ精鋭に抑えられる。ゲイツは対空機銃、魚雷を主に担当した。

リヴァイアサンはジャスティス改との戦闘の末に投降したのだ。
レオンハルトの罪状はその後にある。

彼が足を失った経緯はレオンハルトが艦長としての判断を誤ったからに他ならない。

戦後にゲイツはケガを理由に軍を去ろうとしたが、軍の病院でレオンハルトが拘束されたことを聞くと彼を救うため、苦労の末に軍属専門たる弁護士の資格を得た。

そして今日、弁護人としてレオンハルトとの面会の日を向かえたのである。

あの戦いから既に半年もの月日が経過していた。


「今度は俺がお前を助ける！必ずだ！」

ゲイツはレオンハルトに強い眼差しで言い切った。