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Dolls…
第11章 人形の瞳は…






「シュウちゃん…、どうしてここに…?」




目の前に現れた幼馴染みのシュウちゃん。

どうして?

シュウちゃんは地元で就職して、今頃は地元で毎日忙しく働いてるはずじゃ…

これは夢か幻…?





そこまで考えてハッと割れに返った。

よく見たらシュウちゃん、頭から爪先まで雨でボトボトだ。

もしかして、この雨に打たれたんじゃ…。


すると


…………………カチッ。



「あ…」

「おっ、ラッキー。ちょうどいい」

停電してた廊下の灯りがパッと付いた。



よかった…。

電気は何とか復旧したみたいだ。


改めて目の前の人物を見ると、そこにいたのは紛れもないシュウちゃんの姿。

こうやって私の腕を掴んでるし、幻でも何でもない現実だ。

夢や幻なんかじゃない。




「とりあえず…、こっち来て」

「え、あ、おぅ…」


シュウちゃんの手を引きとりあえず私の部屋に連れて帰ることにした。

シュウちゃん、この雨に打たれてびしょ濡れだしこのままじゃ風邪を引いてしまう。

部屋に戻ればタオルぐらいはあるし、せめて髪の毛だけでも乾かさなきゃ。

それに、いくら電気が付いたからと言ってもあの人形だらけの部屋に1人で帰るなんて怖くて出来ない。

シュウちゃんの手を引いて駆け足で部屋に急いだ。

聞きたいことは山程あるけど、今はそれどころじゃない。


それに…、もしこんなところを椎葉さんに見られたら…っ。



長い廊下、今来た道を戻った。

窓の外では未だに雷がゴロゴロと唸っている。


だけど、シュウちゃんの手が暖かくて、懐かしくて

いつしか恐怖すらも和らいでいた。



















━━━━「ふぅ。サンキュー、椿」

部屋に戻った私とシュウちゃん。

部屋のタンスを漁ると大きめのハンドタオルがあったのでそれをシュウちゃんに貸した。

私からタオルを受け取りびしょ濡れになった髪を吹いてはいるが所詮はハンドタオル。

その1枚で身体中の水滴は吹き切れない。

みるみるうちに水滴を吹くんだハンドタオルがびしょ濡れになって行く。





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