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Dolls…
第14章 幼馴染み


「い、嫌っ!退いてよ!シュウちゃんっ!!」


恐い。

いつものシュウちゃんじゃない。

私の知ってる幼馴染みのシュウちゃんじゃないっ!









「俺は1度だってお前の事、ただの幼馴染みと思ったことはないっ!!」

















シュウちゃんの手が私の胸元に伸びた。

かと思った瞬間、私の胸元のリボンを力任せに引っ張った。

ビリッと布が破ける音が響く。



「い、いやぁぁぁぁっ!!」



胸元は薄いレースをあしらっただけのデザインで、このレースが千切られれば胸元が丸見えだ。

脱衣場で椎葉さんに抱かれてた時に、シュウちゃんが見つかる前に着替えようと慌ててたせいでブラを付ける暇すらなかった。

引きちぎられた胸元からは真っ白な乳房が露になった。

慌てて手で覆い隠そうとしたが、シュウちゃんの腕がそれを許さない。

その腕は振り払われまたしてもベッドにグッと押さえ付けられてしまう。


「や、やめてっ!!シュウちゃ…っ」

「あの男には見せたんだろ?全部…、俺の知らないところまで」


その台詞に一瞬で顔が真っ赤に染まった。

椎葉さんに見られるのは慣れてるが、シュウちゃんに裸を見られるなんて…。

恥ずかしくて心臓が爆発しそうだ。


「ど、どうして…?こんな事…」

「言っただろ?俺はお前の事、幼馴染みだなんて思ってないって…」


その台詞に私の心臓の鼓動が更に激しさを増す。

恥ずかしくてシュウちゃんの目が見れず現実逃避をするように固く目を閉じた。



まさか、シュウちゃん…?

小さい頃から家が近所で、一緒に大きくなった私の幼馴染み。

なのに…、シュウちゃんが…






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