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Dolls…
第14章 幼馴染み
シュウちゃんの指は容赦なく私の中で暴れてる。

小刻みに動いたかと思えば、大きく動いたり

激しく出し入れしたり、中で内壁を擦ったり。

その度に私の体は素直に反応を示すが、私自身は自分の体を呪いたい気分だった。


「だめ…っ!んぅ、だめぇぇぇぇ…っ!」


固く目を閉じて、シュウちゃんの肩を掴みながら、気づけば爪まで立てていた。


シュウちゃんの指先が激しくて、予測不可能で

焦らしたかと思えばいい所を突いてくる。

それに、椎葉さんとの余韻も残ってる体をそんな指で触られ続けたら

認めたくはないが、限界が来てるようだった。



「ひっ、んっ!あぁぁっ!!」


やだ…

幼馴染みの指でなんてイキたくない…。


だって、シュウちゃんは私の幼馴染みだ。

こんな事になっても、私の中でシュウちゃんはまだ幼馴染み。

そんな幼馴染みの指で、はしたなく絶頂なんて迎えたくない。



体を小刻みに震わせながら襲い来る絶頂を必死に拒絶した。

もし絶頂を迎えたら今度こそシュウちゃんとは幼馴染みには戻れない。

歯を食い縛って絶頂を耐えていたが

そんな私の反応をシュウちゃんは見逃さなかった。



「…椿、もしかして」

「はっ、んっ!あぁ…」

「へぇ。流石に"幼馴染みのシュウちゃん"の指じゃイキたくないか?」


う、そ…。

私の体の反応だけじゃなくて、シュウちゃんは私の考えまで全てを見透かしていた。

そこまでわかっておきながら、どうしてこんな酷いことが出来るんだろうか…。

しかし、今のシュウちゃんにとって私の今の行動は衝動の抑制にはならない。

逆にシュウちゃんの本能を駆り立てるだけのようだ。




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