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Dolls…
第15章 その愛、凶器につき
「シュウちゃんっ!やっ、やだぁ…っ」


シュウちゃんの腕に爪を立てながらその動きを止めようとするが、思うように力が入らない。

それどころか私のその反応は余計にシュウちゃんを煽るだけ。

それに、動けば動くほどシュウちゃんの指が私のイイトコロに当たってしまう。

まるで陸に上げられた魚のようにベッドの上でギシギシと跳ね上がる体。

嫌なはずなのに、椎葉さんに開かれた体はこんなにも正直に反応を示している。





「お、おねが…っ、も、本当に…」

涙でシュウちゃんの顔がボヤけてちゃんと見えない。

涙なのか、汗が目に入ったのかすらわからないほどに身体中がまたしてもぐちゃぐちゃに。

だけど、もうそんな事どうでもいい…。

もう、本当に…


「あっ、あ━━━━━━━」







私の体が一層激しく、ビクンッと波打った。




















その時だ。






















━━━━━━カチャ…

「椿から離れろ」


















え…?

何…?幻聴…?

今、椎葉さんの声が聞こえたような気がした…。






低く唸るような椎葉さんの声が聞こえた。

幻聴かと思い今にもブラックアウトしそうな目を抉じ開けてシュウちゃんを見てみると













「……………っ!」

シュウちゃんの体越しに見えたのは




シュウちゃんの後ろから、シュウちゃんの頭に拳銃の銃口を突き付ける椎葉さんの姿だった。













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