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Dolls…
第17章 悪魔のささやき
そして、安藤さんは意を決したように全てを話し出してくれた。

恋人と別れた記憶なんて思い出したくないもないはずなのに、私に説明するために、ゆっくり、初めから、何もかを話し出してくれた。

私は、安藤さんの思い出話に黙って耳を傾けた。











━━━━━━「俺と奈々は友人の紹介で知り合って付き合い出したんだ。奈々は自由奔放と言うか…、よくあんな性格でモデルが務まるなって思ったぐらい天真爛漫な子だった」

「奈々と付き合い出して1年ぐらい経ったある日、奈々と2人でここ、秋人の屋敷に遊びに来たんだ。多分、奈々はその時に秋人に一目惚れしたんだと思う。秋人を見る目が輝いてたもん」

「でその時、ちょうど秋人が人形作りでスランプに陥ってたらしくて。そしたら奈々が自分から"私をモデルにすればいい"って言い出したんだ。秋人は他人を屋敷に入れるのが大嫌いなんだけど、奈々がムリヤリ押し切ったって感じかな」

「今思えば、その時点で怪しいと気づけばよかったんだけど…、俺も鈍感でさ、秋人のそばなら安心だと思ってモデルの件をOKしたんだ。それから奈々は秋人の屋敷に通い出して…」


安藤さんの話は妙に生々しくて、リアルだった。

椎葉さんが奈々さんをモデルに人形を作ってるビジョンが頭の中に流れ込んでくる。

それは、驚くほど鮮明で美しい光景。

奈々さんをモデルにした人形は、どれだけ美しいだろう。


「モデルとしてこの屋敷に通い出すようになってから、奈々の秋人に対する想いはどんどん本気になっていて…、で、秋人と本気で付き合いたいからって、俺は見事に振られた」




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