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Dolls…
第23章 危険な香り
さっき怒鳴られた事もあって私の声にも緊張の色が見える。
また怒られたらどうしよう…。
「な、何でしょう…?」
「あの、あの…っ、俺が秋人の元から椿ちゃんを遠去けたのは…、その、椿ちゃんを助けたいって言うのもあったけど…」
「はい」
目をキョロキョロさせながら安藤さんが重い口を開いた。
言いづらそうな何かを言葉にして行く。
「けど、理由はそれだけじゃないって言うか…」
「は、はい…?あの…」
見る見るうちに真っ赤に染まる安藤さんの顔。
━━━━━ドキッ
………え?
な、何…?
何で私の胸が急に高鳴り出すの?
真っ赤に染まる安藤さんの顔を見てると…、何故か私にまでそれが感染ってしまった。
と、同時に心臓がドキドキと脈打ち出す。
「その…、今更って言うか…、本当、今更なんだけど…。強引過ぎたとも思うんだけど…」
「……………っ」
ま、さか…
まさか、だよね…?
だって、安藤さんは奈々さんが…。
いや、奈々さんの事はもう吹っ切れたって言ってた。
じゃ、じゃぁ、まさか安藤さん…
信じられないし考えられないけど…
まさか、安藤さんは私の事…。
「あの、俺…」
「あ━━━━━━」
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…っ
「あの…」
━━━━━━━━ピンポーンッ!
「………っ!?」
安藤さんの言葉を遮るように張り詰めた空気を引き裂いた玄関のチャイム音。
そのチャイム音のお陰で私と安藤さんの空気が一転。
「あ、チャイムが…」
「……そうだね。ったく、誰だよ」
また怒られたらどうしよう…。
「な、何でしょう…?」
「あの、あの…っ、俺が秋人の元から椿ちゃんを遠去けたのは…、その、椿ちゃんを助けたいって言うのもあったけど…」
「はい」
目をキョロキョロさせながら安藤さんが重い口を開いた。
言いづらそうな何かを言葉にして行く。
「けど、理由はそれだけじゃないって言うか…」
「は、はい…?あの…」
見る見るうちに真っ赤に染まる安藤さんの顔。
━━━━━ドキッ
………え?
な、何…?
何で私の胸が急に高鳴り出すの?
真っ赤に染まる安藤さんの顔を見てると…、何故か私にまでそれが感染ってしまった。
と、同時に心臓がドキドキと脈打ち出す。
「その…、今更って言うか…、本当、今更なんだけど…。強引過ぎたとも思うんだけど…」
「……………っ」
ま、さか…
まさか、だよね…?
だって、安藤さんは奈々さんが…。
いや、奈々さんの事はもう吹っ切れたって言ってた。
じゃ、じゃぁ、まさか安藤さん…
信じられないし考えられないけど…
まさか、安藤さんは私の事…。
「あの、俺…」
「あ━━━━━━」
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…っ
「あの…」
━━━━━━━━ピンポーンッ!
「………っ!?」
安藤さんの言葉を遮るように張り詰めた空気を引き裂いた玄関のチャイム音。
そのチャイム音のお陰で私と安藤さんの空気が一転。
「あ、チャイムが…」
「……そうだね。ったく、誰だよ」