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甘くてやさしいキスをして
第7章 彼のペース
夕方-。

藍沢が戻って来た。

「お疲れ。広瀬、ちょっと」

藍沢に呼ばれて、一緒に主任のところへ行く。

「お疲れさま。どうだった?○○物産との交渉」

主任はニコニコと笑顔を私たちに向けて言った。

「はい。交渉成立です」

「え?うまくいったんですか?」

私は藍沢へ目を向けると、

「あぁ。お前のプレゼン資料のおかげ」

と、とびっきりの笑顔を見せた。
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