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そそり勃たせる人妻
第10章 ランチ・タイムで
「そうよ、一緒よ」

「私はもう寂しいチャンを卒業したわよ」

「そうでした。でも、不倫でしょう」

「そうでした」

それで二人でニヒヒと鼻先をつき合わせて笑いあう。

「それでね、部長が海老原さんの送別会をかねてまた4人で飲みたいって」

「いいわよ」

「じゃあ、私、行くわ。お先ね」

手を振って芳子が店を出て行く。

そんな芳子がドアを開けると、偶然にそこに海老原が入ってきた。
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