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そそり勃たせる人妻
第10章 ランチ・タイムで
「なんか楽しそうだな。いいことでもあった?」

「そっ。二つも」

「・・・」

「でも教えてあげない。言ったら無くなっちゃうかもしれないから。じゃあ、私も行くわ。お先ね」

「ああ。あっ、伝票は?一緒に払っておくよ」

「ご馳走様。でも先に静江ちゃんにおごってもらっちゃったから」

「そうなの」

男は麻由美に起きたいいことの一つがそれだなと思った。

なんといっても静江が人におごるなんて珍しいことなのだから。

「じゃあ、ごゆっくりね」と手を振って麻由美が会社に戻っていった。
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