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第11章 麻由美のコスプレ

「もう、ほんとうにいつも不思議なことをしてくるのね。あの人達の前であんなことされてゾクゾクしちゃったじゃない。おかげで飲みすぎちゃったわ」と絡ませあった足を撫でながら言った。

「そっちだって」

「ウフっ。あなたに調教されちゃったからなぁ。純情だったのにぃ」

「どこがだよ」

「感じた？」

「まさか」

「静江ちゃんに振られてご無沙汰してるんでしょう」

「関係ないだろう」

「ごめんなさい、すねちゃった？」

静江のことはもうどうでも良かったから怒る気もせずに苦笑いが出た。