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第4章 それぞれの二次会

「エッ！あの人、そんなこと言うの」

「そうよ」

「きもちわる～い」

「でしょう」

「でもいいじゃない。ずっと離婚してからご無沙汰で、したいっていってたじゃない」

「え！？」と芳子は目で麻由美に不安を訴えて静江の方を見やると、それにつられて麻由美も静江をチラリと見てから失敗した、調子に乗りすぎたと芳子の目線の意味を理解して反省をして首をすっこめた。

そして二人の視線と空気を理解した静江は「私、こういう席のことは人には言わないから大丈夫です」と取りつくろった。

「そっ、そうようね。わたしたち、大人だからね」と麻由美もつくろう。