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制服を脱ぐ狼くんは。
第1章 *ノックの意味は*
玄関を開けようとしているバイト終わりの愛、
その隣の部屋の玄関のドアがゆっくり開いた。
なるべく同じアパートの住人や近所の人と
会いたくないと思っていた愛は焦っていた。
しかしそんなことを考えているうちに制服を着た男の子が出てきた。
『あ、こんにちは。
隣の部屋に住んでいる西脇です。いつもうるさくてすいません』
『…あぁ、いえこちらこそ。』
そういって男子高校生らしき子はカギを締めて行ってしまった。
なんだ、あんまり会話をしたくないって思っているのは
私だけじゃなかったのか。
部屋に入りいつものようにテレビをつけてベッドに横になった。
彼氏とも半年前に別れてしまい最近はバイトばかりの日々だった。
でも愛にはちょっとした楽しみもあった。