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レンアイ×トライアングル
第6章 反省 × ふたりの優しさ
部屋から次々に出てくる人たちに私は軽く礼をした。

人の波が途切れると、私はそっと会議室の様子を伺った。

……恥ずかしくて、申し訳なくて、合わせる顔ないけど……ちゃんと謝らなきゃ!

中では鈴木さんが一人、ノートパソコンに向かっていた。

「お疲れ様です」と私は声をかけた。

「昨日はご迷惑をおかけして本当にすみませんでしたっ!」

私が勢いよく頭を下げると、

「俺の方こそ昨日は飲ませすぎた。ごめんな。これに懲りずに瀬戸のお店行ってあげて」

鈴木さんは微笑んだ。

その時、会議室に藍沢が入ってきた。

私は「じゃあ失礼します」とそそくさと会議室を後にした。

「……原田のやつ、なんかやらかしたんですか?」

唯の様子を見た藍沢が、圭吾に問いかけた。

「いや、何も」

「……そうですか。」

圭吾は「何も」と言っていたが、藍沢は少し引っかかっていた。

……部屋を出て行ったときのあいつの顔……赤かったよな……。

「それよりどうした?」と圭吾が尋ねると、
藍沢は先ほど取引先からあった電話の内容を話始めた。
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