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第14章 おまけ

「次に鳴海くんがこっちに出張の時は、また飲む約束してるんだ。お前もどう？いいヤツだよ、鳴海くん」

圭吾はニッコリ笑った。

「いいですけど……でもやっぱり理解に苦しむな……主任も、主任と仲良くなってるその元カレも」

「藍沢くんは独占欲強そうだもんな。Sっぽいし」

瀬戸がケラケラと笑った。

「……否定はしませんけど……」

「未緒ちゃん可愛いし、藍沢くんの前に付き合ってた男の1人や2人いるだろ。元カレが突然現れたりしないといいけどな」

「営業部に来てからは、男の気配はなかったけど……まぁいたでしょうね。でも俺はそいつとは仲良く酒飲んだりしませんよ」

「基本的に圭吾は自分の気持ちより周りの人達の気持ちを優先して行動するヤツだからな」

瀬戸は穏やかな表情で言った。