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二人の距離は350m
第5章 関係
(お母さんたら、もう…!誤解を解くにしても、まさか先生をセフレにして性的欲求を満たしてるなんて言えないし…)

額の汗をハンカチで拭いながら歩いていると前方に伊丹の姿が見え、露葉の心臓がバクンッと跳ねる。

(やだ、お母さんが変なこと言うから)

深呼吸して気持ちを落ち着け、頼りない背中を見ながら少し後を歩く。

(私が先生を好きになるなんて有り得ない。付き合うなら頼り甲斐のある人が良いし、背だってもっと高くてガッチリしてて…)

「あ…!おはよう、目崎さん」

「ッ!!」



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