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二人の距離は350m
第8章 見合いとプロポーズ
「失礼します、伊丹先生」

「ッ!?…目崎さん!」
「?」

突然の乱入者を、コーヒーを飲んでいた二人がポカンと見上げる。

「え、えーと、彼女は僕の教え子で…」
「先生、進路を決めたので相談にのってもらえますか」

動揺しながらも見合い相手に露葉を紹介しようとする伊丹の言葉を遮り、進路調査表を広げて見せた。

「定員1名の超難関で、伊丹先生の推薦が必須なんです」



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