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タンバリンでできたオーロラ
第13章 星の王妃さま

 その小さな星には王妃さましか住んでいませんでした。

 王妃さまは黒いパンタロンの似合う素敵な、大人の女性でした。

 ひとりで暮らす事の良い所は、寂しい所です。
 寂しいから慰めるという言い訳ができるからです。

 正直に告白するなら、王妃さまは寂しいことよりも、慰めることのほうが好きでした。

 そして、一人暮らしのもうひとつの良い所は、誰はばかる事なく、好きなときに好きなように慰めることができる事であります。

「元気になって」とか、「やればできるとか」とか、「頑張って」とか、そういうことではありません。

 それは、「励ます」です。修造のすることであって、成熟したいい女のすることではありません。

「慰める」というのはもっとこう……違います。気品と切なさが一緒なのです。
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