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第29章 あとがき

　もちろん、作者がどういうつもりで書いていようと、その読者が面白いと感じたものはその人にとって間違いなく面白いものだろうし、全世界がツマランと言ってる中で「私は面白かった！」と言い放てるということは素晴らしい。

　作品って、結局、最終的に読者の心の中で完成するんだよなー。

　私はそう思います。

　そして、その完成形をどの程度、制御できるのかということに心砕くべきなのか、あるいはそんなのナンセンスと割り切るべきなのか。

　それは好き好きなんでしょうね。

　さて、次のページから、各作の解題です。

　解題といっても作者は前述の通り、たいした考えもなく収録しておりますので、読者様におかれまして好きなように読み解くなり読み解かないなりして楽しんでいただければよろしかろうと。

　タンバリン、しゃしゃしゃん♪

　音って、鳴るだけで楽しいですよね。
　オーロラって、そこにあるだけでオゾンホールですよね。