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タンバリンでできたオーロラ
第29章 あとがき
■強姦戦士ケンジャマン

 賢者タイムを題材にしてで何かひとつショートショートを……というリクエストをいただきまして、とりあえず書いてみました。

 ええ、頭に思い浮かんだものをそのまま書くのがタンバリン系。
 ひねりも何もないわけですが(笑)

 いわゆる賢者というのは、射精後の男性が嘘のように落ち着いてしまう現象のことですね。

 このとき、背を向けて寝てしまったりするのが、女性にとってとても非常に評判が悪い。

 なんでそうなるのか?

 あるいは、女性はどうなんだとか。

 きちんとイカせてくれた上でなら賢者にでもなんにでもなってくれていいよ、なのか?

 賢者タイムによって巻き起こされるそんな悲喜劇がありそうで、ショートショートの題材としては面白そうです。

 ケンジャマンという形で一本書いてみましたが、色々な切り口はありそうですよ。

 賢者タイム三部作とか、そんなの書いてみたら面白いかもしれない。

 ひとつ官能小説としての問題を上げるとするのならば、賢者タイムそのものを直接描写しても「エロくはない」ということでしょうか。

 だから、とりあえず書いてみたケンジャマンでも、その前の強姦シーンで官能的大義名分を果たそうとしていますが、さすが思いついてささっと書いてみただけはあるというか、賢者タイムというネタと結びついているかというとそうじゃない。

 ちゃんと賢者タイムと関連づけができている官能シーンがありつつ……というお話でやれるといいですね。

 賢者タイムというと思いだすのが、喜国雅彦先生の「三丁目防衛軍」に登場する三島さんという美青年キャラ。

 普段はアホなんだけど射精すると天才になる彼は、困ったことに同性愛者で、みんながピンチの状況で、いつも主人公の高松君に抜いてもらうことを要求するという。

「射精→賢者」で文字通りの賢者になる人でした。


 話は変わりますが、昔付き合っていた彼女は「オナニーをしすぎると頭が悪くなる」という俗説を信じていた人で、「でも……やめられなくて、だからアタシ馬鹿になっちゃったの」と言ってましたが、いやそれ、オナニーのしすぎと関係なくもともと頭悪いだけちゃうんかと。

 かくゆう私も頭悪い文章ばかり書きまくっているわけですが^^

 バンジャーイ!

 馬鹿は世界を救う。オナニーだってそう。
 みんな、賢者!
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