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タンバリンでできたオーロラ
第39章 ノート・アンド・クロッシーズ
ターン3

転送された空間には私とそっくりな私が二人もいた。その手と口につけられた拘束具は、私にもつけられていた。そして、どうやら彼女たちも私と同様に、何か不思議な力でその場から動けないようだった。

ノート・アンド・クロッシーズ――〇×ゲームと裁定者は言っていたけれど……どうもただの〇×ゲームというわけではなさそうだ。

床にある仕切り線からして、この空間が3×3のボードというのは推察できるのだけれど。

問題は、この三人の私たちだ。

三人居るというのはいい。デスゲームを司る裁定者の力で三人に分身させられているのだろう。それは不思議なことではない。

腑に落ちないのは、壁を背にしてズラリとひとマスずつに一列に並んだ形になっていることだ。

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