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第42章 異世界ハーレム物語　小説版　あとがき

というわけで、そんな心構えで原作の漫画『異世界ハーレム物語』を読ませて頂きました。

一番に共感できたのは「女の子とエッチできるのはハッピーだよね」という男の本音がストレートに表現されている部分。

女の子に愛されることよりもなによりも、まず「エッチができること」を最優先とする設定ですね。

これ、ハーレムものがジャンルとして一番表現に適している欲望・願望なんだと思います。

たとえば「愛されたい」「愛したい」という欲望・願望に応えるのであれば、ピンヒロインものでも表現できるし、そちらの方がおそらく適している。

本作ではヒロインたちはただ「あなたとヤリたい」という所から主人公との関係をスタートさせるようになっている。

そして、主人公もそれ以上を求めていないという所が面白い。

ハーレムものが表現できるのはそればかりではないと思いますが、この作品は「女の子とエッチできるのはハッピーだよね」に特化することを指向したある種の「ハーレムもの追求」という創作テーマもあるのではないかと感じました。