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タンバリンでできたオーロラ
第42章 異世界ハーレム物語 小説版 あとがき
さて、そのようにあれこれ思いを馳せつつ原作を楽しませて頂いて、いよいよノベライズの作業に着手。
最初に考慮することになったのはボリュームの問題でした。
なんせ、同人漫画と文庫小説ではページ数が物理的にかなり違う。オファーがあった時点では原作は3巻まで出ており、近日に4巻が出る予定でした。
打ち合わせで、2巻までを一冊とするか、4巻までを一冊とするかを担当編集者さんと検討しました。
一番最初に原作第一巻の内容だけで一冊とするプロットを作り(その名残りが小説版のプロローグとエピローグから伺えますね)、それをベースにページ数の配分などから最終的な結論を出しました。
次に考慮したのが、一冊のページ数の問題。
これは、とにかく複数プレイが目白押しの作品ですから、ひとつのエッチシーンの文章量が通常よりも相当増えることが予想されたからです。
ここで編集者さんが頑張って下さって、いつもの二次元ドリーム文庫のページ数よりも多めのページ数をブン取って来てくださいました。
実際、この複数プレイ描写は書いてみて大変で…(笑
漫画だとパッとひと目でそれぞれのキャラが何をしているのかが絵でわかるわけですが、小説はその性質上、物事はひとつずつしか読者の頭に描けない。
それが4Pから始まって、5P、6P…と物語の進行に従って一人ずつ増えていくという。原作3巻に至っては8Pまでありますからね!