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My blue sky prince...♡
第3章 出会い







「っえぇっ!?」


目の前にいた人の存在に、ぎょっとして仰け反って手すりに思いきり背中をぶつける。


「えっ、えぇ!?…っびびび、びっくりしたっ…」


きょろきょろとせわしなく左右を見渡し、恐る恐る目の前にいる…彼を見つめた。


既に真っ暗で、所々に街灯はあるけど人通りが極めて少ない、住宅地沿いの川の手すりの前で。


あたしの、2メートル程先で静かに微笑んでる、背の高くて綺麗な男の子。


「だっだだ、誰っ…!?」


ぎゅう、と後ろの手すりを握りしめ、あたしをじっと見つめてる彼に問う。


まさか幽霊!?


と思ったけど、足はちゃんと2本ある…


「空」


「っ…」


綺麗な声だ、と思った。


そんな大きな声じゃないのに、耳の奥までしっかり届いて、忘れられなさそうな…


…って、いやいや。


関心してる場合じゃない、あたし。


問題なのはそれよりも…


「…え?ど、どこから現れたの…?」


これだよ、これ。


こつん、って音がしただけだった。


日常に溢れる、小さな小さな音がしただけ。


そんな中でこの人は、いつ、どこから…


すると彼の薄い唇が、ゆっくりと曲線を描き。


す、と上を指差した。


つられて見上げて、再び彼を見下ろす。


それを7回程繰り返して、


「…え、」


小さく声を洩らした。


空…から?


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