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第8章 君との出会い

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｢初めましてー。K大法学部の瀬戸翼でーす。
つばさって呼んでくださいよろしく〜｣


｢T大医学部の橘慶介でーす。
医者の息子でーす｣


人数合わせで呼ばれた合コン。


そこに、結はいた。


1人体調を崩して行けなくなったらしく、たまたまそこにいたからという理由で引き摺られるようにして居酒屋に来た。


人数合わせで呼ばれる割には、相手の女の子達は凄い可愛い子ばかりで。


だが、既にそれぞれターゲットは決まってたらしい。


｢お前は、ショートの確か名前は…、結ちゃんな！
あの子4人の中で一番ブスだから｣


酷い事を言うもんだと思った。


お前ら女の顔にしか興味ねぇのかと。


つーかお前らも特にイケメンって訳じゃねぇだろ。


俺も人の事とやかく言える立場でも顔でもないけど。


その時の俺は、特にお洒落に興味を持ってる訳でもなく、視力はいいが毎日伊達メガネをかけて、髪は美容院の店員のおまかせ、服もこれと言ったこだわりを持たず、自分の感性で上と下を合わせて着ていく程、自分に興味がなかった。


彼女もぼちぼちいたが、相手から告られて相手から振られる…


セックスは好きだったからとりあえずヤって終わり。


そんないい加減な生活を送っていた。