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らぶあど encore!
第4章 サミット・イン・NAGOYA
『はあ――!あせった――』


祐樹は大きく伸びをした。


『焦ったのはこっちだよ!
全く!場所を考えろよな――!』


亮介は後ろから祐樹をシバいた。



『ここで始めるかと思った……』



野村はボソリと呟いた。


『ふぐ……むぐ……げほっげほっげえっ』


三広はまだ鼻血が止まらないらしい。



亮介はニンマリ笑うと手を叩く。



『さてえ!じゃあ気分を変えて――!
クイズ大会でもやるか――!』


『ふんふん!』


三広はティッシュで鼻を押さえながら頷く。


『は?何なんですそれは』


景子は眼鏡の底から冷たい視線を向けた。



『移動中の恒例行事なんすよ。
退屈しないし、頭の体操になるっしょ~!
あと、しりとりとかね~!ハハハ』



『ほなみさんも、しりとりしようよ』


野村は俯いたほなみを気にかける。



『おでがらいぐよ――!
”ぞらどぶダンボ"!
ばいっ!
次、ぼなみぢゃん!』


三広が鼻声で叫んだ。


『え?えっ……えと、
"ボタン"!』



祐樹が大笑いする。


『終わったじゃん!』

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