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第8章 ライヴ＝人生？③

｢ただ……
これは俺の勝手な思い付きなんで……
あぐりちゃんの都合もありますから｣



『う――ん、あの子も最近働きすぎだから、お休みをしてもらっても良いかなって思ってた所よ？……もしそうなればの話だけど、ほなみちゃんには私のマンションに来てもらう事になるけど……』



｢志村さんの所なら安心です｣



『ホホホ……
私は構わないわよ？
ほなみちゃんが来ればまたお家の中が華やかに楽しくなるし。
……じゃあ、私からあぐりちゃんに話してみるわね？』



｢はい……すいません……勝手な事を……はい、お願いします……じゃ｣



ふう、と息を付き通話を切って振り返ると、いつの間に起き出してきたほなみがドアを開けて隙間から祐樹を見ていた。



｢……ほなみ｣



祐樹は目を見開く。