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らぶあど encore!
第8章 ライヴ=人生?③




「いいの……
私を見ながら……
達(い)って……」



「ほなみっ……」



「ゆ……
祐樹……祐樹っ」



「――――!」



目の前が白く染まり、限界まで膨らんだ風船が爆ぜるかの如く祐樹はほなみの中で爆発した。



暫く、怠さと甘美な余韻の中でベッドで抱き合っていた二人は、どちらからともなく唇を重ねあった。



「早く何か着ないと……風邪引く……」



祐樹はほなみの長い髪を撫でて優しく笑った。



「う……ん。
もう少しだけ……こうしてたいな……」


愛しい女に甘い声でそう言われ、祐樹は従うしかなかった。



「しょうがないなあ……
あと少しだよ?」



「うん……」




お互いを慈しむ様に、柔らかく、柔らかく抱き合う。

永遠に、このままで居たい……



口には出さなかったが、二人は同じ事を思っていた。



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