この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
らぶあど encore!
第15章 それぞれの、朝 ②



野村は、登頂部の髪が寝癖で触角の様に立っていた。


腹を押さえて、呻く。



「……どうしたの、じゃないし……
今、俺、踏まれたんだけど……」



「えっ!?
そ、そうなの?
ごめんね――っ!
大丈夫?」


あぐりは、野村の頭を撫でた。


「……あぐり、それは頭。踏まれて痛いのはお腹」



「あ――っ!そ、そうよねっ……
なんか、見事に髪の毛が立ってるからつい触りたくなって……」



あぐりは笑いながら、野村の毛布を剥ぐと、お腹をそっと擦った。



「痛いの~痛いの~飛んでけ~」



無心に腹を擦るあぐりを、野村は笑いを噛み殺して見ていたが、ついに吹き出してしまう。



「――ぶっはっ!
……あぐり、なんかお母さんみたいだな」


「え、ええ?
……い、痛たた」


あぐりは、急に思い出した様に頭を押さえてうずくまる。



/1133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ