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第18章 波瀾のdate

｢……似合わない｣



ほなみがボソリと呟き、祐樹は身を乗り出す。



｢ん？何が｣



｢西君が……
パパになった姿を想像してみたの……｣



祐樹は、目を輝かせた。


｢うんうん、カッコイイパパになってさ、もし女の子なら、
"パパと結婚したい"
な～んて言われちゃったり？
ハハハ｣



｢――西君て、パパっぽくない｣



ほなみが、冷静な口調でズバリと言って、祐樹は椅子からずり落ちそうになる。



｢え、ええ？｣



｢なんか……
子供を遊ばせに公園とか行って……
で、子供の方が先に飽きちゃったりして……
西君の方が遊びに夢中になって、暗くなっても
"俺まだ帰らない！"
とか言いそう……｣



｢お――いほなみ～！
俺、どんなんなんだよっ！｣



祐樹は苦笑いするが、ほなみは真剣だった。