この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
らぶあど encore!
第2章 じれったい距離
「東野さん……は」



「ひ、ひゃいっ!」

不意に話し掛けられて、声が裏返る。



「ぷっ」


運転しながら崩れた笑いを溢す智也にドキドキしながら、カナはミラーに映る自分が目に入る。



童顔なカナは、もうすぐ24歳には見えない。

色が白いのだけは自慢とも言えなくはない。
幼い頃から祖母に
「肌の白さは七難隠すって 言うのよ?良かったわねえ~カナ!」


と、事ある毎に言われてきた。



……ていうか、七難て……
そんなに沢山難があるのかしら。
いや。七つどころじゃないかも知れない。


カナは顔の一つ一つのパーツがこじんまりしている。
目も鼻も口も小さめなのだ。

目じたいは黒目が大きい方だし、睫毛もまあ人並みには生え揃っていると思う。

頑張って化粧して、ぱっと見た目はちょっと派手な女の子だ。

素顔は地味だけど……


決してそれ程ブスじゃないはずだけど、特に美人でもない。



俳優みたいにカッコいい智也の隣に居る自分は、端から見たらどんな風に見えるのだろうか。


恋人……には見えないだろうなあ。
/1133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ