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弟プレイ
第14章 続編,お風呂ドッキリ
 

ちょっと物足りない気もするけれど、そんなことで照れてしまう蒼が好き。

だからこそ、蒼が呼んでくれる私の名前も。

特別に感じるの。


「さーて、じゃあ身体を洗い流したら、今度こそベッドに直行な!」

「…………え」


幸せの余韻に浸る間もなく、蒼のにんまりとした笑みを見て寒気が走る。

冗談かと思い、振り向いて蒼の目を見た。

けれど、その目は至って真剣そのもの。


「あの、少し休」

「あぁそうか、疲れて動けない? だったら、俺がシャワーで洗い流してやるよ」


いや、そうではなくて。

はぁ…と、私は溜め息を吐く。

明日は腰が痛くなってるかもしれないな……。



恐怖と幸せの板挟みに。

私はその日が終わるまで、蒼に振り回され続けたのは言うまでもない。

 
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