この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
弟プレイ
第14章 続編,お風呂ドッキリ
ちょっと物足りない気もするけれど、そんなことで照れてしまう蒼が好き。
だからこそ、蒼が呼んでくれる私の名前も。
特別に感じるの。
「さーて、じゃあ身体を洗い流したら、今度こそベッドに直行な!」
「…………え」
幸せの余韻に浸る間もなく、蒼のにんまりとした笑みを見て寒気が走る。
冗談かと思い、振り向いて蒼の目を見た。
けれど、その目は至って真剣そのもの。
「あの、少し休」
「あぁそうか、疲れて動けない? だったら、俺がシャワーで洗い流してやるよ」
いや、そうではなくて。
はぁ…と、私は溜め息を吐く。
明日は腰が痛くなってるかもしれないな……。
恐怖と幸せの板挟みに。
私はその日が終わるまで、蒼に振り回され続けたのは言うまでもない。