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狐面の男に 愛されまして
第7章 あとがき

孤独な彼女に、無償の愛をあげたくて
よき理解者をあげたくて

どんな男にしようかなーと考えていたら、やっぱりそれは、同じように『不思議』な男になりました。

不思議というより怪しいですが。


でもそのくらいが丁度よかった。


心を閉ざした彼女には、ニコニコ優しい王子様よりも、顔を隠した不審な男のほうが近付けやすいと感じました。


よけいなものはいらない。

ただ、彼女を欲してくれる。『不思議ちゃん』でなくて『サチ』として受け止めてくれる…そんな相手が必要でした。



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