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ノベルラブ
第6章 苦しい程の
ようやく息が整って目元に滲んだ涙を拭う。
ぱっちり目を開けて蒼井君を見あげると
「イッた?」
と優しく聞かれる。
きゃーーーっと顔を押さえてごろごろ転げまわりたくなる。
実際はうん、と答えるので精一杯。

「やった」
と蒼井君が笑う。
「イキ顔見ちゃった…」
とささやくように言って体を倒してくる。抱きしめられて、心地よさに目を瞑る。

わたしも蒼井君に回した腕をTシャツの中に入れて背中を撫でる。腰の方はまだすべすべしてるけど、肩甲骨あたりは汗に濡れていてカワイイ、と思う。

「あ」
ぱっと、蒼井君が体を離した。
「ごめんなさい、床で…痛くなかったですか?」
「うん、大丈夫」
気持ち良くてそれどころじゃなかったし…とは恥ずかしくて言えない。

蒼井君が私の体を起こしてソファに持ち上げる。
「スカートくしゃくしゃになっちゃいましたね」
腰回りをさぐってファスナーを見つけるとためらいもなく下ろす。
「これも…」
つい、とパンティに指をひっかけるとそれもぐいっと引き下ろしてしまう。
「あっ」
恥ずかしがる余裕もなく、蒼井君がのしかかってくる。
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