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ネムリヒメ.
第6章  ホットミルク.



「渚くん………眠い…」

「知ってる…部屋で寝ろよ」

「ん…」


アタシはふらふらと立ち上がると、半ば彼に引っ張られながらダイニングを出る

しかし自分の部屋の前にくると、アタシはピタリと足をとめた


「どうした!?」


なかなか部屋に入らないアタシの顔を渚くんが覗きこむ

彼は扉を開けて部屋に入るように促すけれど、アタシはその場で彼のシャツの袖を掴んだ


「千隼?」

「……やだ…」

「は?」

「ひとりじゃ寝たくない…」


眠い……
睡眠欲という人間の本能がアタシを心を素直にさせる


眠気に襲われてやっと出るワガママ
でもけしてワガママを言いたかったわけではない

言えたのはアタシの本心で、素直な心の声だった


目をこすりながら袖を引いて、彼を見上げる


「っ…」


「お前、バカだな…」


仕事から帰ってきて眠たいはずなのに…

こんな時間に 早く休みたいはずなのに…


「………早く言えばいいのに…」


なのに、彼は優しく微笑んでくれていた



その優しい声と微笑みに胸がキュッとなる


すると急にフワッとカラダが浮いた


「わっ!? ちょっ…」


渚くんに抱き抱えられたことに気づいて、眠気が一気にどこかへ吹っ飛んでいく



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