パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 　あの夜の王子様.

掬いとった蜜を塗りつけられるように滑らされた指の感覚にビクンと跳ねた腰を押さえつけ、

快楽に歪むアタシの顔を見つめる雅くんの鋭い瞳がどんどん窮地へと追いつめる


「やぁあ…っ…はぁ…はぁ…」

「邪魔だな…」


え……


息を乱し、真っ白になりかけた頭のなかに届いたそんな声…


「…………!!」


一旦、ショーツのなかから退いた彼の指先が、今度はショーツそのものをさらっていく

ひやりとした空気が蜜で濡れそぼった秘部を撫で、ビクリとカラダがこわばった


「力抜け…」

「やっ……!!」


有無も言わさず持ち上げられる太もも


「自分で押さえろよ」

「っ………!!」


そんなの…できるわけ…


「む……り…」

「…できるだろ」


必死で閉じようとする脚を阻む甘い声


「できな…っぁあ!!」


涙目でもう一度首を振ると、強い快感にカラダが震えた


「みや…び…っ…ひゃ、っ…ぁあ…ん!!」


甘い悲鳴に途切れる彼の名前…

いやらしい水音と共に、蕩けたところに柔らかく蠢くものが入り込む


ビクリと仰け反った顔を戻し恐る恐る目を開くと、霞む視界の先にあったのは、押し広げられた脚の間に顔を埋める彼の姿だった

自分のされている行為を頭が理解したところで、更に蜜が溢れだしてしまう感覚に腰を捩ったけれど

溢れる蜜を舌で吸われ、押し開かれた太ももを手で押さえられ逃れることは許されない