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第2章 　目覚め.

日本の新聞だ…

…ってことはここは日本!?


えっ、イタリアじゃないの!?

………


あ、そっか♪

アタシ帰国したんだっけ

そうだ、そうだ!!


アタシはきのう暮らしていたイタリアから日本にきたばかりだったはず…

やだな、まだ寝ぼけてるなんて

ホントに朝弱いんだから

もう、焦るじゃん



ええっと、夕方空港について…

ついてどうしたんだっけ!?


ついて……





「あ…れ…!?」






それから…ない…


ない…


ない…ない!? ない!!!



ゾクリと背中に悪寒がはしった



「…思い出せなぃ」




アタシはベッドの上でひとり


力なくそう呟いていた