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初めての×××をあなたに
第7章 突然のキスで心乱されて
***

そして、花火大会当日の夕方。

唯さんがお店にやってきた。

見とれるくらい美人な女性と一緒に。

「美月ちゃん。こちらは私の親友の広瀬未緒さん」

「私も何度かお店には来たことあるんだけど、美月ちゃんとは初めましてだよね。よろしくね」

と未緒さんは微笑んだ。

「瀬戸美月です。はじめまして」

ホントに綺麗な人だな……なんかドキドキしちゃう。

「私が着付けするけど、未緒には髪のセットとメイクお願いするね」

「うん!任せて!」

「悪いね。美月が迷惑かけて」

お兄ちゃんが2人に声をかける。

「いえいえ、全然」

「2人も花火大会行くんだろ?圭吾と藍沢くんは?」

「2人とも今日は仕事です……私たちだけで楽しんじゃいますよ」

そう言って唯さんと未緒さんは笑った後、2人してはぁっと溜め息をついた。
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