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第5章 三次元にも発情中!?

「――あたしに全部見せなさい」

　そう囁いた時の柚留の顔は、文字通り呆気に取られて口をあんぐりと開けていた。
　ベッドの上で足を開かせた状態で柚留を座らせ、向かい合わせでそれを観察しながら、思う。
　……なんだろう、この感じ。
　そうして柚留の体を間近で観察し、時には触れたりもしていた時。不思議な感覚が、体の奥の方で疼いた。
　描きかけのスケッチブックを放り、柚留の体の変化を、穴が空くほど見つめる。ふにゃりと柔らかいゴムみたいなそれが、少しずつ膨らんできているのだ。
　いわゆる勃起。見られて、触られて、興奮してるんだ。それに比例して柚留の息遣いも、心なしか速くなったような気がする。

「お願い、触らないで……、大きくなっちゃう……っ」

　焦って柚留のものからあたしの手を引き剥がそうとする柚留。もちろんそんなの許さない。

「なんで触られると大きくなっちゃうの？　気持ちいいの？」
「あ……っ、だめ」

　柔らかく包んだ手のひらを少し動かしてみる。
　柚留の腰がびくっと動いた。