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あたしに全部見せなさいっ!
第6章 二十四時間発情中!?

「いったー……」

 おしりと背中打った。そこではっとする。重いと思ったら、あたしの体に覆いかぶさるようにして、柚留の体が乗っていた。

「わ、ゆ、ゆるるっ」

 動揺しすぎて噛んだしっ。

「ごめん、まりねちゃん大丈夫っ?」

 柚留は慌ててあたしの上からどいてくれた。起き上がって、あたしに手を差しのべてくれる。

「へ、へーき……」

 ダメだ、やっぱり柚留の顔見れないっ。
 顔はうつむいたまま、手を掴んで起き上がる。

「二人とも大丈夫!? ごめんごめーん! やりすぎた!」

 詩織は顔の前で両手を合わせて、拝むようにあたしたちに謝る。声は軽いけど、顔はガチで心配してるみたい。

「もう、危ないっ」

 とあたし。
 そこで、ん? と思う。

「『やりすぎた』って、何を?」
「えっ? えっと、あああれ、食べ物で遊びすぎたってことっ」
「ごめんなさい、せっかくもらったグミ、二つどっか行っちゃった……」
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