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あたしに全部見せなさいっ!
第6章 二十四時間発情中!?

 なんて切り出そうか、考えて考えて、頭の中をぐるぐるさせて。やっぱり、素直にごめんなさい以外は思い浮かばなかった。

「柚留。土曜日、ごめんね? その、いっぱい、いろいろ……」
「……あ、うん。それはいいけど。漫画の役に立った? あれ」
「ぼ、ぼちぼち!」
「ぼちぼち? そっか、なら良かった」

 屈託のない、見慣れた柚留の笑顔。美少女みたいに可愛いのに、なんだかドギマギした。なんなんだろうこの感じ。

「もう、協力はいらない? まだ何か手伝えることある?」
「……まだ協力してくれるの!?」
「だって、約束だし、一ヶ月でしょ?」

 こくこく。
 なんて律儀で優しい柚留。あれだけされて、お人好しにもほどがあるっ。
 でも助かるっ。
 思わずぐいん、と振り向いて、両の拳を握っていた。
 ぶっちゃけ全然進んでないもんっ! 男の研究もあまりできてないし。
 今度はちゃんと、漫画のために柚留を使おうと決意して、家路を急いだ。
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