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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第3章 ●わたしの乳首が変わってく…
少し長身で、白シャツにジーンズ姿の牡丹が、
スリップドレス1枚の茉奈を正面から抱き上げる。

小柄な茉奈との身長差も相まって、
ラブシーンを演じる宝塚の男役と姫君役のようにも見える。

薄いスリップごしに、まだ硬さを失っていない乳首が透けて見える。

「…ん……ぁん……」

茉奈が甘い吐息を漏らす。
スリップの布が、彼女の敏感になった乳首をこすったようだ。

「あ……ふぁ………ん…」

かすかな刺激に敏感に反応している身体。
しかし、まだ、茉奈の意識は戻らないようだ。

牡丹は、彼女を椅子からおろし、
そして、かたわらにある、ベージュのチェック柄のやわらかなリネンで覆われたベッドに横たえた。

そう、茉奈が混乱の中で過ごした一夜。
その一夜は、ほかでもない茉奈自身の部屋の中で行われていたのだ。

少女をベッドに横たえると、女は目隠しをはずしにかかった。
包帯で巻かれた彼女の額から頬骨にかけては、彼女の汗でうっすらと湿っていた。

ぱちん!と、巻かれた包帯の一部を切り、くるくると包帯をはずしてゆく。
整った眉と、長い黒い睫が露わになる。
そして、耳栓をはずす。
久しぶりに、茉奈に明るさと、そして聴覚が、戻ってきた。

ベッドに横たえられ、深い寝息を立てる彼女は、先ほどまでとは打って変わって、一点の曇りもない、清楚な少女に見えた。
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