この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第6章 ●わたしは普通にもどれない…
「それ……なら。」

身を張った春日の提案に、茉奈はようやくうなづいた。

春日は水色の錠剤をひとつ、シートから取り出すと。ゆっくりと口に入れ、飲み込んだ。
ジッと春日の様子を見つめる茉奈を見て、春日は笑った。

「そんなにすぐに薬は効いてきたりしないわ。30分から1時間くらいはかかるものよ」

…それはそうだ。と思って、茉奈は赤面した。

「でも。そんなに時間がないから。私から説明するわね。まず、この薬を飲むと脈拍が少し上がるわ。少しだけめまいや気持ち悪さを感じる人もいるかも。そしてそのあと、身体が少しだけ、敏感になってくるの。体液の分泌も若干増えるわ。あとは……少し、恋をしやすくなるかも。」
「恋を??」
「ええ。異性に少し惹かれやすくなるのね。きっと。」
「なんだか惚れ薬みたいなのね」
「惚れ薬とも、言えるかもしれないわね。……でも、副作用はこれだけ。薬を飲まないままより、ずっといいはずよ」

笑って言う春日の姿に、茉奈も安心したのか、水色の錠剤をひとつ、シートから取り出した。

「茉奈ちゃん。飲めそう?」
「ええ。大丈夫。」

そう言うと茉奈はてのひらの上の錠剤を見つめた。

小さな錠剤だ。春日の真似をして、そのまま口に含んで、のみ下した。

/92ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ