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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第9章 ■牡丹の振袖…
ーーーーーーーーーー

目覚めた時には、少女にとっての地獄は始まっていた。

ーーー ヴゥヴゥヴヴ…

耳慣れない振動音で目を覚ますと、『牡丹』と名付けられた少女ーー若かりし頃の春日は、振袖を肩に引っ掛け、白い襦袢をあらわにしながら、木馬の上に縛り付けられていた。

(えっ…?!)

「……あっ、何、何、これッ……」

抵抗するが、手首が固定され、脚は香油のようなもので濡らされた木馬の上を滑って動かすことができない。木馬によって開かれた脚は、襦袢からはみ出て露わになっている。

そして…彼女をさらに戦慄させたのは、脚の間、敏感な秘所に押し当てられた、小さな電動の玩具だった。

ーー ヴゥヴゥッ…ヴヴヴヴゥ…

彼女も年頃の娘、これが何であるかを知らないわけではなかった。
(これ……Hなビデオとかに出てくる…)
年頃の娘らしく、憧れの男性を想って自慰に耽ることもあった彼女は、その玩具が与えてくる初めての刺激が、自分の指に比べてあまりに甘美であることに恐れおののいた。
(……何、これっ…!全身の力が…抜けちゃう…ッ!)
必死で身を捩るが、クリトリスに直に与えられる絶妙な刺激に、思わず力が抜ける。そして、刺激を受けてまた、逃れようと身をよじる。その繰り返しがしばらく、続いた。

ーー ヴヴヴッ!

彼女がそれから逃れようとする度に、玩具はわななく。
木馬に塗られたと思われた香油は、木馬だけでなく、彼女自身にも塗りこまれているようで、脚の間も、下着も、秘所も、かすかに花の香りがする油でぐちゃぐちゃに濡れている。

「……い、ぃやぁ……ッ…」

何度も身をよじって刺激から逃れようとするが、それは叶わない。

(……ンァッ…!ダメ…濡れて…きてる…!このままじゃ気持ちよくなっちゃうッ……)

理性と、身体に与えられる快楽との間でパニックになっているさなか、突然、優しく、生暖かいオイルが、彼女のうなじから胸元へと注がれた。
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