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恋花火
第7章 不機嫌なGIRL
タケルとSEXするようになってからは、寂しい時は身体を重ねたりもした。


けれどその前までは、ただ手をつないで眠ったり


近くの海に散歩に行ったり


家の屋根に登って、星空を眺めたりしていた。


"癒し"の方法が変わっただけ。


私たちのSEXは快感だけが目的じゃない。


気持ちいいのは確かにそうなんだけど…


それ以上の何かがある。


「俺らがヤッてんの知ったら、菜月のとーちゃんとかーちゃんぶっ倒れるだろうな。」

「もう見てるかもよ、空から。笑」

「マジかよ…」

「…でもきっとタケルならいいって言うよ。」

「なんで?」

「…さぁ。」

「テキトーじゃん。笑」

「いいの。早くチュッてしてよ。」


タケルのキスの雨が降ってくる。


私はタケルの全部が好きなの。


全部、って言えば、嘘くさいって周りはそう思うでしょう?


でも、ほんとに全部なんだからどうしようもない。


顔が好き。声が好き。匂いが好き。


スラッと伸びた手足が好き。


ちょっと意地悪そうな目元が好き。


無神経でおバカなところも


行き過ぎるくらいエッチなところも


実は泣き虫で、人情に厚くて


そんなところも、全部全部好きだから


きっと私のお父さんとお母さんも、娘がそこまで惚れてる相手なら、許してくれると思うの。


天国のお父さん、お母さん、安心してね。


私の隣には、とても大好きな彼がいてくれるよ。


まだ、気持ちは通じ合ってないんだけど…


私はとっても幸せです。





「あっ…そこダメ…」


タケルは最近、お尻の穴にも指を入れたり、舐めまわしたりしてくる。


「汚いってば。」

「全然。」

「やだやだ…、あんっ…」


クリトリス、膣、お尻の穴の三点責め。


更に乳首も舐められたときには、もう…。


「やぁぁっ」


それはそれは激しくイッてしまうわけで…


「可愛い。」


イッたあとにイイコイイコして、撫でてくれるその手も…


大好き。


この気持ちはどこまで大きくなるの?


大きくなりすぎて、なんだか最近


ちょっと怖い。
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