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第3章 変化

脱力したままの友香は、それでも、知らない間にほどけた手を綾瀬に伸ばす。

その先には、大きく屹立した綾瀬のペニス。

年齢を感じさせないそれは太く、そしてはち切れんばかりに固く充血している。

友香がゆっくりと手を動かすと、その中でびくびくと震える。

「こらこら、だめだよ、勝手に触ったら」

綾瀬はすっと腰を引く。
それでも友香は一瞬、眉間にシワが寄ったのを見逃さなかった。

「まったく、そんなにいやらしい子だったとはね」

言葉とは裏腹に、その口調にはどこか楽しんでいる様子がある。

「俺ね、責められるの好きじゃないんだ。女の子が気持ちよくなってる顔を見るほうが好きなんだよ」

そう言うなり、指の動きはそのままに、友香のクリトリスを口に含む。
唇でその表面の皮をめくると、張り出した敏感な部分に舌をはわせ、吸い上げる。

「ああっ、やぁっ」

「ほら、勝手に触って、ごめんなさいは？」

一旦体から離れたかと思うと、友香が次の言葉を発する前にまたしても舌が這い回る。

「んんっ、んあっ、ごめ、んなさいっ、やっ」

「そんな淫乱な友香ちゃんには、たっぷり気持ちよくなってもらおうね」

指と舌に、翻弄される。

たった一度の情事で綾瀬は友香の感じる場所を把握していた。
執拗にそこだけを責め続ける。

「やあっ、もう、だめーーっ」

友香は、自由にならない手を握り締めながら、まぶたに浮かぶ綾瀬の笑みに溺れた。