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純の恋人
第2章 三人の男
 
 何もかもが嫌になるのに、どうしようもないくらい気持ち良い。どちらが正しい感情なのかも、私には分からない。

「みやっ、ぎ……さ、ああっ!」

 下半身のぶつかる音が響き、私の疑問は掻き消される。中を抉られるたび甘い痺れが走って、無意識に私は迎合し腰をくねらせていた。

 本当に、私はこんな事をしていたんですか? たったそれだけの問いを、私は未だに聞けずにいる。

 一段と深く突き込まれた後、宮城さんはそのまま腰を回し私の一番感じるところを刺激した。

「あっ、それ駄目っ、イク……!!」

 指先がピリピリする。太ももに、私から溢れた体液が伝う。宮城さんが止まる気配はなく、私はあっと言う間に追い詰められた。

「やっ、あ……っ!!」

 絶頂の瞬間締まる膣に、宮城さんは小さな呻き声を漏らす。痙攣し、だらしなく涎をこぼしながらくたりと倒れた私の尻を掴むと、まだ痺れが収まらないうちに抽送を再開した。

「あっ!? いやっ、まだ……」

「これが好きだったろ? 俺もまだ……イってないし」

 振り切った体に刻まれる快楽を、私は受け止めきれずかぶりを振る。
 
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