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純の恋人
第2章 三人の男
 
「俺だってそのままがいいけど、休憩終わっちまうから。そういや、退院決まったんだろ? 退院したら、一日中やってやるからさ」

 私の懇願は叶わず、宮城さんは離れ、身を整える。

「そうだ、それとは別に、『マスカレード』の皆で集まって退院パーティーでもしようぜ」

「……マスカレード?」

 聞き慣れない単語に、私は眉をひそめる。すると宮城さんはあからさまに目を逸らすと、慌てて部屋から出て行った。

「い、いや、なんでもない。じゃあ、俺仕事中だし、またな」

 彼は、何かを知っていて隠している。話し振りからすると多分『マスカレード』とは、私と彼を繋ぐ何かの集まりなんだろう。けれど仕事を盾にされれば、無理に引き止める事は出来なかった。

「……イドさん、早く戻ってこないかな」

 宮城さんと会った後は、無性にイドさんの顔を見たくなる。それはやっぱり、初めて会った時の記憶が刻まれているせいだろう。今でこそ行為にも慣れたけれど、初めて宮城さんに犯された時は、愛おしさなんてちっとも沸かなかった。ただ怖くて、苦しくて、泣きじゃくるしかなかった。

 そんな時、ひょっこり顔を覗かせたのが、イドさんだった。
 
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